茅葺きNWシンポジウムin佐賀・鹿島

6/30-7/1に佐賀県鹿島市にて、茅葺きNWの第8回総会・シンポジウムが開催されました。
鹿島市では茅葺き民家が、肥前浜宿の庄津町（漁師町）地区と金屋町（鍛冶屋町）地区、世間・犬王袋地区に点在しています。
特にめずらしいのは、上から見ると「コの字型」になっているクド造りと呼ばれる形態の茅葺き民家で、筑後地方に特有の民家です。
なぜこのような形態になったのかについては、諸説あるようで、はっきりと定説はないようです。

シンポジウム終了後は、地元のまちづくりNPO「肥前浜宿水とまちなみの会（http://www.asunet.ne.jp/~hama-kou/group.htm）」の企画・準備により情報交換会が肥前浜宿の民家である旧乗田家住宅にて行われました。
水路沿いに灯された竹灯籠の明かりに囲まれたクド造りの茅葺き民家で活発な議論、情報交換が行われました。
翌日には、鹿島市内と福岡県うきは市の茅葺き民家の見学会が行われました。
梅雨時期にもかかわらず晴天に恵まれ、盛況の中無事に終了いたしました。

来年は、福島県南会津郡下郷町にある大内宿にて開催予定です。
ぜひ皆さんもご参加ください。

（茅葺きNW＝全国茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会）