日向の町並み

江戸末期から大正時代にかけて、耳川上流で産する木炭や材木等を、高瀬舟と呼ばれる小舟で耳川を下り河口の美々津港に集積し、ここから上方（関西）方面に千石船で送り出していた。廻船問屋や商家が数多く軒を連ねる美々津の繁栄ぶりは、「美々津千軒」と言われるほどのものであった。
美々津の町並みは、虫籠窓や京格子をはじめ、通り庭風の土間など、京都や大阪の町家造りを取り入れたものとして注目され、（財）古都保存財団が実施した「美しい日本の歴史的風土100選」において「廻船問屋の港町」にも選定されている。

日豊本線「美々津駅」から徒歩10分